数あるストットピラティスインストラクター養成コースで傷害と特殊条件(ISP)コースは、既往歴のある方や妊婦、高齢者の方たちに向けて、安全にピラティスをするために知識を勉強する座学コース。
ネットでさまざまな情報があふれる今の時代だからこそ、本当に大切な視点、技術をWataru先生のわかりやすい解説で学ぶことができます。
すでにインストラクターとして活動されている方は、ぜひ受講してほしいコースでもあります。
今日は、コースに参加したビーキューブ®︎インストラクターのShokoさんにお話をお聞きしました。
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私が担当しているクライアントは、比較的疾患の少ない方が多いのですが、それでも身体のどこかに痛みを持っていたり、不快に感じておられたりして、日常生活を過ごしておられるようです。
どこがいけないから、そういう痛みが生じるのかを自分なりに考えていて、それがこのISPコースで答え合わせが出来るんじゃないか、と思って受講をしました。
以前にコースを受講されたインストラクターからは、「コースはあっという間、内容はすごく凝縮されているよ」と聞いていたので、覚悟はできていました。
実際、4日間のコースを受講し終わっての感想は「予想通り内容の凝縮されたコース」でした。
担当しているお客様の情報を基に、自分なりに考えたことが合っているかの答え合わせをしながら講義を受けていたので、「あの方は、身体を動かす際の筋肉の順番がこういうふうにできていなかったので、うまく使えていなかったんだな」といったように、お客様の状況と原因が繋がって理解できたのは大きかったです。
特に印象に残っているのは筋肉の動かす順番のところ。
前面斜方、後面斜方などいろんなルートがあるわけですが、それが様々な研究からメカニズムがわかってきたこと、正しい順番から外れると痛みが生じているということは、どのエクササイズもどれかに当てはめて考えるようになっていくので、それがわかることで今後のセッションでプログラミングがより洗練されていくといいな、という期待も持てるようになりました。
コースを受講する前では、身体の知識のより深い部分についてはふわっとした伝え方になってしまっていた部分もありましたが、勉強した内容を基にクライアントに具体的に伝えることができるので、もっと身体のことを知ってもらいたいと思ってもらえるような説明にもつなげられるな、と思っています。
ピラティスでは、クライアントが自分の身体やインストラクターのキューイングの意味を理解して、納得してもらうことで動きの精度があがっていくので、そういった点でも今後のセッションにも活用できるのがいいな、と思います。
あとは、コースでは、症例にあわせたプロップや器具の使い方もたくさん紹介されます。
疾患のリハビリのために、スポーツでの怪我の回復など、さまざまな目的でピラティスを行う際に、よりよい環境にするためにプロップを活用することで、エクササイズをイメージしやすい状態にできるのも有効な手段だな、と思います。
クライアントそれぞれにあった身体の感覚や環境を変えて調整することで、向上できる身体づくりができるので、改めてプロップの特徴を活かした有効的なセッションのヒントになりました。
ISPコース受講のタイミングは、私の場合はマット、リフォーマー、キャデラック・チェア・バレルを受講後にISPコースに進んだので、内容の理解はしっかりできたのではないか、と思っています。
コースも進んでいくことで、先生の説明もより専門的に深くなっていることもわかりますし、内容が濃くなっているなということも感じます。
ただ、すでにインストラクターとして活動されていて、既往歴のクライアントをたくさん担当されている方は早く受講してもいいのかな、とも思いますが、お勧めとしては器具のコースもすべて受講してからの方が、内容もわかりやすいし、理解度も深まると思います。
病気やケガとして診断をうけたものではない、慢性的な痛み、例えば腰痛といったこともISPコースではその部分の身体の仕組みと共に、ピラティスでのアプローチを勉強できます。
いろんな疾患が取り上げられるので、ぜひ受講してみてください。
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Shokoさん、ありがとうございます。
次回のISP(傷害と特殊条件)コースは、2023年開催予定です。
受講ご検討のかた、楽しみにお待ちください!
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