【ITコラム】グループクラスのティーチング・ビジュアルキューイングについて
2017/11/30
皆様、こんにちは。 ZONEアカデミーのAkatsukaです。
今回のコラムも前回に引き続き
「グループクラスのティーチング」
について書きたいと思います。
キューイングの手法は3つでした。
①ヴァーバルキューイング
②ビジュアルキューイング
③タクタイルキューイング
前回のコラムでは
①ヴァーバルキューイングをお伝えしたので、
今回は
②ビジュアルキューイングに関してお伝えします。
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プライベートセッションでも力を発揮する
ティーチング方法ですが、グループクラスでは
より活用するシーンが多いのがこの方法です。
ビジュアルキューイングを用いるシーンは
大きく分けて二つあります。
①対面指導
②デモンストレーション
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①対面指導
ポジションとして座位、立位時に活用します。
インスタラクターも一緒に動きます。
ですので、しっかり求めたい動きを強調して
動きましょう。
下記のような中途半端な動きになると、
参加者の混乱を招きます。
例)
求めたい高さまで腕や脚が上がっていない 途中で動きをやめてしまう
また、対面で動く場合には
「ミラーリングテクニック」
が必要になります。
右腕を上げて欲しい場合にはインストラクターは
言葉では右と伝えながら動きは左腕を
動かしましょう。
簡単なように思えてもいざ行うと意外と
できないものなので、ぜひ練習を重ねましょう。
側臥位(例サイドレッグリフト等)では
インストラクターの腕を、脚に見立てて動かす
ことにより動きを示すことができます。
その際には指先の方向とつま先の方法を
必ず合わせるようにします。
全員の視界に入ってる場所で行えているかどうか
も確認しましょう。
②デモンストレーション
一時間のクラスで全てのエクササイズを
デモンストレーションしてから行うという
実験をされたインストラクターに伺ったんですが、 動く時間は45分のみになったそうです。
あまり頻繁に行うと、参加者の動く時間を
奪ってしまうということですね。
なので、
活用のタイミングを2つにしておくことがオススメ
です。
1:コーディネーションが多く含まれる
エクササイズ
2:エクササイズを実行してみたが、
参加者が混乱して全員の動きが揃わない時
いずれの場合も効果的なデモンストレーションの方法として 以下の項目に気をつけて行って見てください。
a、2〜3回繰り返すこと
b、動きを見てもらうために喋らないこと
c、呼吸とエッセンスを伝える
d、フォーカスを伝える
順番がポイントです。
a〜dの順番に沿ってデモンストレーションする
ことにより参加者の方々により洗練された情報が
伝わります。
特にdは必ず最後にしましょう。
最初はついつい喋ってしまいがちですが、
情報量を最初は少なくすると「分かりやすさ」
につながります。
その他のシーン(仰臥位)ではインストラクターの
身振り手振りがポイントです。
「肩よりも高く腕をあげる」事を意識して
大きく動くことにより「力動性」を感じていただく
ことができ、参加者のパワーをさらに引き出す
ことができます。
身体を大きく見せるテクニックです。
集団(参加者)心理として、大きな人に言われると
説得力があると感じるそうです。
より力強く、大きく動いて欲しい場合には
インストラクターはその何倍も大きく動くと
期待する動きを引き出すことができます。
次回はグループ時の修正の仕方に関してお伝え
しようと思います。お楽しみに!
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