【コラム 第11話】「マット・グループクラスのための指導方法とプログラミング」
2017/10/15
こんにちは。
インストラクタートレーナーのAkatsukaです。
今回のコラムでは、ワークショップ
「マット・グループクラスのための
指導方法とプログラミング」
の内容を紹介します。
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多くの方にピラティスの魅力と効果を
お伝えでき、一人では引き出す事のできない
エネルギーとやる気を引き出すために、
グループクラスはとてもいい機会です。
が、ピラティスをグループクラスでティーチング
する際には、プライベートセッション時のスキル
だけでは伝えきれない内容も多くでてきます。
また他のエクササイズのグループクラスとも
違ったスキルが必要です。
キューイングの手法には3つあります。
①ヴァーバルキューイング
②ビジュアルキューイング
③タクタイルキューイング
今回のコラムでは①のヴァーバルキューイングに
ついてお伝えします。
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「マット・グループクラスのための指導方法とプログラミング」
~その1 ヴァーバルキューイングについて~
仰向けの体勢が多いピラティスでは、いかに言葉に
よる「描写」で動きを表現し伝える事ができるかが、 他のエクササイズ以上に重要です。
グループクラスでは、参加者の動きの理解の仕方が
様々なので、多くの語彙が求められます。
いっぱいボキャブラリーがないと大変と思われる
かもしれませんが、 「多面的視点」からのキューイングを意識するだけ
で、表現を多面化する事が可能です。
例えば骨盤のニュートラルをグループクラスで
表現する為には、3面から見た様子を伝えます。
a:身体の前面で起こる現象
b:身体の後面で起こる現象
c:身体を側面から見た時の状態
a.b.cそれぞれでニュートラルが表現できますか?
骨盤のポジションに限らず、様々なポジションや エクササイズのシケーンスを伝える時にも
役立ちます。 色んな動きで表現できるようにトライしましょう。
「エクササイズの目的をより明確にする」 いうのがグループクラスでは大変重要です。
エクササイズを行う前に、下記の例のような 一言で得られる効果を紹介できるようにしておくと
良いでしょう。 ———————————————-
例) ハンドレット →腹筋の持久力を強化します。
ワンレッグサークル →脚が動く際の体幹の安定を強化します。
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等、期待できる事を伝えてからエクササイズを
始めてみましょう。 それによりクライアント自身で修正を行って
もらうきっかけを提供することができます。
また、クライアント自身に修正を行ってもらう為の
工夫として、動いている際に「問いかけ」をします。
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「脚が動いてる時に骨盤はニュートラルですか?」
「サークルに圧は加わっていますか?」
「今、腹筋が頑張ってる感じがあるといいです。
どうですか?」
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このような言葉を伝えるだけで、クライアントに
動きを認識してもらう習慣を提供することができ、 「動きの描写」に繋がり、より精度高い動きを
提供する事ができます。
声の大きさ、トーンも重要です。 声を動きに合わせる事がとても重要です。
グループのサイズが大きい場合、力強い動きを
求める場合には大きな声と高めのトーン、
その逆は小さめの声と低めのトーンに
調節しましょう。
思っている以上にクライアントは耳から入ってくる
情報に敏感です。 ちょっとした工夫でいい動きを引き出す事が
できます。
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今後もグループクラスのティーチングテクニックを
様々な角度からお伝えしていきますのでお楽しみに。
ご要望が多ければまたワークショップも
開催します。 ぜひ、facebookでのコメントお待ちしてます。
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